気温が低いと朝の家庭血圧が高くなる。

著者田原康玄
学術集会第36回血圧管理研究会
発表日2024.12.7
開催地向日市
研究の概要CTは血圧には季節変動があり、夏に低く冬に高いことが知られています。しかし、これまでの研究では外気温との関連を調べたものがほとんどで、室温との関連は十分に明らかになっていませんでした。静岡コホートでは家庭血圧を測定していますが、使用している血圧計には温度系が内蔵されています。そこでかもけん!健診とふくけん!健診に参加され、家庭血圧を測定された方のデータを分析したところ、室温の違いによって朝の血圧が10 mmHg以上も高くなることが分かりました。寒い日には朝の室温を適切に保つことで、不用意な血圧上昇を抑えることができそうです。