地域住民において歩行速度は筋量よりも筋質や筋力と関連する

著者中野渉・加藤倫卓・中野聡子・栗田泰成・髙木大輔・塚本敏也・鬼頭和也・尾崎悦子・栗山長門・田原康玄
学術集会第65回日本老年医学会学術集会
発表日2023.6.17
開催地横浜市
研究の概要歩行速度の低下は転倒、障害、死亡などの危険因子です。そのため、高齢期において活動的な生活を送るためには、歩行能力を維持することが大切です。今回の発表では、歩行速度に関連する多くの要因のなかでも、骨格筋の寄与率が高いことを報告しました。骨格筋は筋量、筋質、筋力の3つの指標が用いられますが、歩行速度には筋量よりも筋質や筋力が関連することも示しました。この結果は、歩行能力を維持するために、筋力に加えて筋質の重要性を示すものです。