BNPの高値は、サルコペニアとは独立して身体機能の低下と関連する:静岡研究

著者名加藤倫卓、田中仁啓、足立拓史、鬼頭和也、中野渉、中野聡子、栗田泰成、三好圭、高木大輔、串田修、尾崎悦子、栗山長門、田原康玄
発表日2026.04.20
論文タイトルHigh N-Terminal Pro-B-Type Natriuretic Peptide Levels Are Associated With Lower Physical Function Independent of Sarcopenia in Community-Dwelling Older Adults: The Shizuoka Study
研究の概要地域在住高齢者を対象とした本研究では、心臓への負担を反映する血液指標であるNT-proBNPが高い方ほど、歩行速度の低下や立ち上がり動作の遅延など、身体機能の低下と関連していることが明らかとなりました。一方で、筋肉量や握力、サルコペニアの有無とは有意な関連は認められませんでした。さらに、NT-proBNPが高いほど筋質の指標であるphase angleが低下する傾向も確認されました。これらの結果から、地域在住高齢者においてNT-proBNPが高い方への運動処方を検討する上での重要な手掛かりとなる可能性が示唆されました。
PMID42010918
掲載誌Geriatr Gerontol Int