超音波エコーで測定した前脛骨筋の筋厚は下肢骨格筋量の指標となる

著者加藤倫卓・栗田泰成・中野渉・中野聡子・鬼頭和也・尾崎悦子・栗山長門・田原康玄
学術集会日本物理療法合同学術大会2025
発表日2025.2.2
開催地名古屋市
研究の概要CTは骨格筋量を正確に評価する方法ですが、コストや放射線被曝の問題があり、大規模な検査には適していません。この研究では、簡便な超音波エコーで測定した前脛骨筋の筋厚とCTで測定した大腿筋の筋横断面積との関係を検討したところ、両者には中等度の関係が認められました。体水分が多い高齢者でもこの関係は維持されており、USは骨格筋量の指標となる可能性があります。簡単・安全なUS測定が、より多くの人の健康管理に役立つことが期待されます。