地域在住高齢者のロコモティブシンドロームを予測する簡易スコアの開発:静岡研究

著者加藤倫卓, 栗田泰成, 中野渉, 中野聡子, 髙木大輔, 三好圭, 串田修, 尾崎悦子, 栗山長門, 田原康玄
学術集会第84回日本公衆衛生学会総会
発表日2025.10.29
開催地静岡市
研究の概要地域で暮らす高齢者の中には、足腰の衰えによって立つ・歩くなどの移動が難しくなる「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」の方が増えています。本研究では、ロコモを早期に見つけるため、全国で使われている「後期高齢者の質問票」の一部項目を利用し、簡単にリスクを予測できるスコアを開発しました。性別、健康状態、歩行速度、運動習慣、社会的つながりの5つの項目から算出し、スコアが高いほどロコモの危険度が高いことが分かりました。この仕組みにより、自治体が持つ健康データを活用し、地域全体でロコモ予防に取り組むことが期待されます。