生体インピーダンスから得られるphase angleは筋肉の脂肪沈着の程度と独立して関連する生体インピーダンス法で測定した四肢骨格筋指数は大腿の筋面積と関連する

著者加藤倫卓・中野 渉・高木大輔・田原康玄ら
学術集会World Physiotherapy Congress 2023
発表日2023.6.3
開催地ドバイ(UAE)
研究の概要Phase angle は筋肉の質のマーカーであることが提案されていますが、骨格筋の脂肪沈着の程度との関連については明らかになっていませんでした。この研究では、中年から高齢者を対象に 生体電気インピーダンスから得られるphase angle と骨格筋の脂肪沈着の程度との関連性を調査しました。 phase angle は年齢と逆相関し、BMIや筋肉量と正の相関が見られました。重回帰分析により、 phase angleは筋肉量と骨格筋の脂肪沈着の程度のどちらにも独立した関連が認められました。このことより phase angle の評価が筋肉の特性評価において重要であることを示しました。